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海ボタル
ウミボタルは、体の直径が2〜3ミリのミジンコに近い動物プランクトンです。世界中で数種類発見されていますが、日本近海のウミボタルは我が国特産種で、しかも、その生活様式も独特です。
 日中は海底の砂の中にひそんでいますが、あたりが暗くなると魚肉などのエサを探して海中に泳ぎ出ます。自然の海で死んだ魚を見ないのは、この様な生物達が処理してくれるからです。 夜間、きれいな海の岸壁や桟橋から魚肉を吊り下げて、採集を行います。
 光を出す仕組みは、体自体が光るのではなく、体の中に持っている、ルシフェリンとルシフェラーゼを含んだ液を体外に吐き出し、その液が海水中の酸素と反応して青白く光るのです。敵に襲われた時に光を出すともいわれていますが、確かなことは解っていません。
夜光虫

原生動物の一種で植物性鞭毛虫綱オビムシ科に属します。体長は1mmに満たない大きさで何とか見ること(というより存在を確認できる)ができます。夜光虫の光は力学的反応により、体に刺激を受けて発光します。したがって波打ち際などで光っているんですね。また船の航跡も神秘的に光って見えます。春の赤潮は夜光虫と言われています。

←海ボタル
   
ボタルの採取方法

←ストッキングの表面を見ていただくと、プツプツとくっついてるものが(2〜3mm)海ホタルです。ストキングがないとエサの中にもぐりこんでいきます。

夜たて網にかかった魚のエラの辺りが発光するのもこの海ボタルです。

明るい光の下で虫眼鏡やルーペで見ると、可愛い黒い目がついたミジンコ風の生き物を発見することができるでしょう・・・!

準備物や方法は下記をご覧下さい。

  夜の潮が満ちてる時
準備物

コーヒーなどの空きビン、紐(5mぐらいをビンの数だけ)、要らなくなったストキング、エサ(サンマ、さば、レバー等)

ビンのふたの部分は、ハンダゴテで適当に押しあてて穴をあける。

ビンの本体の口の部分を紐でくくる。

エサは適当な大きさで、ストッキングの中に入れて、ストッキングは両端を結んでおきます。

   
サーァ採取してみましょう!!

ビンの中にえさを入れて蓋をして、桟橋から(王子ヶ岳からこと丸桟橋)海の中につるします。

一度海底に着いてから10cmぐらい上に引き上げた所で、固定して5分〜10分待って引き上げます。

さてこの中に海ボタルがどのくらい入っているでしょうか?

たくさん入ってますよ。

海水の手に入るところでしたら海ボタルの飼育は可能だと思います。水槽の下に砂を入れて夜、エサの魚肉を吊るしてあげればOK。海水は適宜変えてください。
玉野高校生物部の夏の合宿には山田中学校に泊り込んで紫ウニの受精卵の細胞分裂や、玉野ミドリガイ(3〜5mmの緑色した2枚貝です)採取、懐かしいなァ〜!!尾島先生や三宅先生はどうされてるのかな〜?!